『老人ホームに入るのに必要な身元保証人ってなに?』:知りたい!老人ホーム豆知識
老人ホームへの入居を考えている場合、介護施設のチラシやホームページなどで「身元保証人」という言葉を目にしたことがある方もいるのではないでしょうか?
多くの老人ホームでは、入居をする際に身元保証人が求められます。
そこで今回は、身元保証人が一体どのような存在なのかご紹介します。
今後、老人ホームへの入居を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
■身元保証人とは
老人ホームをはじめとする介護施設においての身元保証人とは、一体どのような役割があるのでしょうか?
以下では、身元保証人が担う主な役割についてご紹介します。
・各種手続き
入居している高齢者の病状が悪化してしまい、必要な手続きや判断ができなくなった際、代わりにそれらを行う役割を担っています。
特に、認知症を患っている方は正常な判断が難しくなっているため、代わりに行わなければいけません。
・経済的保証
何らかの事情によって入居費用が払えない時には、連帯保証人として代わりに支払わなければいけません。
・緊急時の連絡先
老人ホームに入居する利用者は高齢であるため、病気や容体の急変、事故などのリスクが高いです。
万が一の場合に備えて、身元保証人の連絡先は緊急時の連絡先となります。
・死亡後の手続き、身柄引き取り
入居者が死亡してしまった場合、老人ホームの退去手続きや、身柄引き取りを行います。それぞれで状況は異なりますが、荷物の引き取りや未払いの費用を清算しなければいけない場合もあります。
■身元保証人になる条件とは
課せられる役割に対し、責任を持って行えるかどうかが大事です。
特に定められている条件はありませんが、契約をする際には収入を証明する書類の提出を求められます。
基本的には、配偶者や子供などが保証人となる場合が多いですが、各老人ホームが提示する条件をクリアしていれば、親族以外でも身元保証人になれる可能性があります。
契約の際に、身元保証人になる対象を聞いておきましょう。
今回は、老人ホームに入居する際に必要になる身元保証人についてご紹介しました。
様々な責任が伴うことから、安易には任せられないため、身元保証人がおらず困っている高齢者の方もいます。
そのため、老人ホームへの入居を考えている方は、早めに身元保証人を確保しておきましょう。
また、どうしても見つからないという場合は、身元保証人がいなくても契約できる老人ホームを探してみてはいかがでしょうか?