『老人ホームでの生活ってどんなもの?』:自分にあった老人ホームの選び方
老人ホームへの入居を考える時、まず第一に施設の中で入居者がどのような生活をしているのかが気になるものです。
共同生活をしなければいけないため、何も分からない状態であれば不安に思う方も多いでしょう。
入居を考える前に、老人ホームでの生活についてイメージを掴んでおきましょう。
今回は、老人ホームでの生活が具体的にどのようなものかをご紹介していきます。
■住環境について
老人ホームの館内は、入居者のプライベートスペース(居室)と共有スペース(リビング)で分けられ、居室の広さは施設によって変わってきます。
施設で生活をしていく上で、自分の住環境について知っておくとイメージがしやすくなるかもしれません。
・居室の広さ
居室の広さは、介護付き老人ホームの場合だと設置基準とされている13㎡(約8畳)が最低ラインになります。
広い部屋になると25㎡(約16畳)のところもあるようです。
・居室内の設備
居室の設備としては、トイレや洗面台、エアコン、ミニキッチンなどが挙げられます。
ただし、低料金の施設だとミニキッチンがついていないことが多いです。
■老人ホームでの食事
入居者にとって日々の楽しみとなる食事は、老人ホームを選ぶ際の重要なポイントにもなります。
食事の栄養バランスや味付けなど、毎日食べるものだからこそ気を配りたいものです。
施設で提供される食事は、毎食老人ホーム内の厨房で作られている場合が多いです。
栄養士・管理栄養士が献立を作成し、調理は調理師が行うようになっています。
老人ホームでの食事は、栄養バランスや味付けなどに決まりがあるわけではないので、施設によって工夫された食事が提供されます。
また、食べる人にあわせてきざみ食やミキサー食などの介護食に対応することも可能です。
■イベントや行事も豊富
老人ホームでは、入居者が楽しんで生活できるようにとイベントや行事を多く行っています。
施設によっては毎週サークルなどの活動を行っている場合もあります。
春にはお花見に行ったり、冬にはクリスマスパーティーを開催したりするなど、季節ならではの催し物も楽しめるのです。
このような行事は、引きこもりがちになってしまう高齢者を外へ連れ出すための役割も担っています。
また、行事を楽しむことで脳が活性化され、認知症予防にもつながります。
老人ホームでの生活は施設によって特徴があります。
特に居室の広さや設備は施設ごとに異なるので、入居前によく確認するようにしましょう。
また、高齢者の方が健康的に楽しく過ごせるようにと様々な工夫がされています。
老人ホームを選ぶ際には、色々な施設を比較しながら選んでみましょう。