老人ホームってどんな場所?(その2)
老人ホームとは、要介護認定を受けた人、もしくは要介護認定は受けていないが自立した生活が難しい人が入居し、生活のサポートを行う施設です。
今後老人ホームへの入居を考えている、もしくは身内に入居してもらおうと考えているものの、どんな場所なのかよく分からないという方もいらっしゃるかと思います。そこで今回は、老人ホームとはどのような場所なのかご紹介していきましょう。
■老人ホームの具体的な部屋紹介
老人ホームには主に施設に入居している人が自由に利用できる「共用スペース」と入居者が生活するプライベート空間となる「居室」に分かれています。
それぞれの施設によっても異なりますが、老人ホームの共用スペースにはテーブルやイス、ソファなどくつろげる空間が広がっており、テレビなども見ることができます。また、娯楽室なども用意されており、趣味の時間をそこで過ごすこともできるでしょう。
一方居室は基本的に1人8畳のスペースが割り振られている場合が多いです。
設備としては洗面台や空調設備、トイレ、ミニキッチンなどが備わっていますが、安い入居費の施設ではミニキッチンが設けられていない場合もあります。
逆に、入居費の高い老人ホームになると居住スペースが広く、様々な設備が備わっている部屋で快適に過ごすことも可能です。
■お風呂は共同で使用
お風呂に関しては一部屋ごとではなく共同で使用されている場合が多いです。
しかし、入浴設備は老人ホームによって異なり、大浴場が設けられているところや一人ずつ入られる個浴になっているところ、リフト浴によってお風呂に入ることが難しくなってしまった方も簡単に入浴できるところなどがあります。
また、介護士から入浴介助を受けることももちろん可能なので、安心してお風呂に入ることもできるでしょう。
■お店が老人ホームにやってくることも!
老人ホームではレクや外出、季節ごとのイベントなども行われていますが、それ以外にも老人ホームまでお店が出張してくれることがあります。
例えばお菓子や生活雑貨などが欲しいなと思った時に、人に頼むこともできますが、自分が考えて買うことでQOLの向上にもつながるのです。
洋服販売やコンビニが出張することもあったり、中には飲食店が出張して料理を振る舞ってくれたりすることもあります。
老人ホームでは入居されている方が快適に暮らせるように工夫されています。
それぞれ老人ホームごとにこういった工夫は異なるので、違いとして比較し、どんな施設に入居したいか選んでみましょう。