『フレイルってなに？』知りたい！老人ホーム豆知識

認知症などを発症していなくても、いつもより元気がなかったり、疲れやすくなったりすると心配でしょう。
体に異常がない場合、フレイルである可能性があります。
今回は、フレイルの意味や原因、フレイル対策をしている老人ホームについてご紹介します。

■フレイルって何？

フレイルとは、簡単にいうと「健康な状態と要介護と認定される状態の中間」です。
本来は虚弱という意味で使われていましたが、現在は心や体の働きが弱っている状態を言います。
フレイルの特徴として、適切な対応をしていけば健康な状態まで復帰できる点が挙げられます。
老人ホームでは、フレイルとされる高齢者への対応もしっかりと行っています。
フレイル予防を考えている方は、老人ホームに相談してみるのも1つの方法です。

■フレイルの原因って？

フレイルの主な原因となるのは、心と体が衰えていくことによって活動が少なくなることです。
社会的な交流が減るのはもちろん、外出しなくなったり栄養不足になってしまったりなど、様々なことが影響し合って段々フレイルの状態に移行していきます。
フレイル対策に効果的だとされているのは、バランスの良い食事や口腔機能の維持、運動、趣味やボランティアなどの社会参加です。
老人ホームでは、適度な散歩や運動、栄養バランスの取れた食事の提供、社会的な交流をする場を設けるなどの対応でフレイル対策を行っています。

■フレイル予防や対策ができる老人ホームは？

介護保険制度における要支援と判定された場合は「フレイル状態にある」と考えて良いと言われています。
公的施設は要介護1以上から受け入れている場合が多いため、フレイルである高齢者は民間施設を利用することになります。
要支援でも利用できる老人ホームは以下の通りです。

・介護付有料老人ホーム
・住宅型有料老人ホーム
・健康型有料老人ホーム
・サービス付き高齢者向け住宅
・認知症対応型共同生活介護

また、公的施設である軽費老人ホームやケアハウスもタイプによっては要支援でも利用できます。
もちろん施設にに入居する以外に、在宅サービスやデイケアなどに通う方法もあります。
自分に合った対策方法を選んでみてください。

フレイルの意味や原因、フレイル対策をしている施設についてご紹介しました。
フレイルから健康な状態へ戻るには、適切な支援を受ける必要があります。
早く行動するほど健康状態も元に戻りやすいので、フレイルに気づいたらすぐに対応していきましょう。