特別養護老人ホームの見学で見るべきポイントとは?
特別養護老人ホームは公的施設ですが、それぞれ施設ごとに違った特徴がみられます。
なので、どの特別養護老人ホームでも良いとは思わず、入居者にぴったりな場所を選ぶことが満足度を高めるポイントとなるでしょう。
良い特別養護老人ホームを選ぶためには、見学が欠かせません。
それでは、見学する上で見ておきたいポイントをご紹介します。
■施設全体のチェック
特別養護老人ホームの間取りから共有スペースのつくり、来客用スペースの確認、個室の広さなど見学を通じて確認しましょう。
また、施設内の掃除がしっかりされているかも確認ポイントです。しっかり掃除されている施設は、サービスの質や利用者への配慮などに徹底していると判断できます。なお、外部業者が掃除をしている場合は人手不足の状況を見極める目安になるでしょう。
■職員の表情や態度
施設の雰囲気は入居者だけではなく、老人ホームで働く職員の表情や態度も反映しています。職員が明るく活き活きした空間であれば、自然と良い雰囲気の施設で、良質なサービスにも期待できるでしょう。しかし、愛想が悪い、態度が悪い職員が多い職場は不安になってしまいます。
預ける側の家族も安心できる特別養護老人ホームを選びましょう。
■入居者の表情を見る
職員の表情や態度を確認したら、次は入居者の表情も確認しましょう。入居者が楽しそうに生活している姿を確認できれば、ここに大切な家族を入れても安心だと感じるはずです。他にもどのようなレクリエーションが行われているのか見学し、入居予定者が楽しめるレクリエーションが充実しているかなど確認することも大切になります。
■食事などの介助も確認する
介助にはいろいろありますが、食事が一番見学しやすい介助です。食事の時、1人に1人の職員がついてサポートするのか、声かけを行い、ペースも一人ひとりに合わせているかなどを見ることができます。これを見ることで、職員の不足や教育が行き届いているかなどを確認できるでしょう。
■質問に対して誠実に答えてくれるか
老人ホームを見学しているうちにあらゆる疑問が浮かんでくるでしょう。
見学は職員へ直接質問できるチャンスです。
何か質問した時、曖昧な回答ではなく誠実な回答が返ってくるかも見極める上で大切なポイントと言えます。料金やトラブルの発生率、退去の理由などなかなか聞きづらいことを聞くことで、対応の善し悪しを確認できます。その場で答えられない内容もありますが、後日連絡してくれる態度であれば誠実な対応をしてくれる特別養護老人ホームと判断しても良いでしょう。