老人ホームへ入居せず、自宅で介護をしている人も多くいます。
家族の面倒だから見るのが当たり前、しっかりと世話して当たり前だと思うかもしれません。
しかし、家族の介護であっても休む時は必要です。
そこで知って欲しいのが「レスパイトケア」についてです。
■レスパイトケアとは
レスパイトケアとは、老人ホームに入居せずに自宅で介護している人を一時的に介護から解放するものです。
「レスパイト」という言葉には、小休止や休息、息抜きなどの意味が込められています。
老人ホームではなく、今後も自宅で介護する人にとっては今の生活を続けていくための大切なものであり、積極的なレスパイトケアによってリフレッシュができます。
もし、介護にかかる負担が大きく外部との関わりやなくなってしまった場合、介護うつや引きこもりなどの精神疾患になるケースもあります。
老人ホームに頼らずに介護者とその家族の生活を良好に保つためにも重要なケアとなるのです。
■レスパイトケアの一例
レスパイトケアでは、どのようなものが利用できるのでしょうか?
・ショートステイ
介護保険サービスの1つであるショートステイでは、短期間施設で宿泊できるサービスです。
老人ホームへの入居とは違って期間が決まっていて、要介護者だけでなく要支援者も利用できます。
介護度に合わせて利用日数が異なり、1泊から数ヵ月まで可能です。
レスパイトケアにとって1日の利用でも大きなリフレッシュになりますが、人気のサービスなので事前に確認しておくと安心です。
・デイサービス
デイサービスは日中利用できるサービスです。
老人ホームに入居していない認知症の方の場合、数時間のデイサービスではリハビリを中心に行ってくれるので有意義な内容となります。
自宅から外出するという意味では、介護者にとってリフレッシュできる時間が持てます。
要介護1以上であれば対象です。
・レスパイト入院
老人ホームなどに行くのではなく、医療保険を利用した短期入院をするのがレスパイト入院です。
介護保険でのショートステイが利用困難な場合に病院で受け入れるものであり、一時的に在宅療養や介護が継続できないと医師が判断した場合に利用できます。
・ホームヘルプ
介護保険の利用によって受けられる介護サービスの1つにホームヘルプがあります。
老人ホームへの入居やショートステイなど施設に対して抵抗している要介護者がいる場合、ホームヘルプが最適です。
老人ホームなどの施設に行くことなく、自宅で介護サービスが受けられるので安心して自宅にいながらレスパイトケアが受けられます。
利用時間によって料金が異なるので、休息として数時間受けるのが適しています。
老人ホームへ入居していないで自宅で介護をしている場合、レスパイトケアによって自分の時間が作れます。
介護保険、医療保険によって内容が異なりますが、介護者の心の健康のためにも利用するのがおすすめです。
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