『市町村特別給付ってなに?』知りたい!老人ホーム豆知識

『市町村特別給付ってなに?』知りたい!老人ホーム豆知識

介護に関する給付金には、要介護と認められた方が受けられる「介護給付」と要支援と認められた方が受けられる「予防給付」が存在します。
これらは国が定めた介護保険制度から受けることができる給付です。
介護保険を利用することで、様々なサービスが1~3割の自己負担だけで受けられるようになるのです。
それに加えて、市区町村によっては「市町村特別給付」が受けられることもあります。
今回は、そんな市町村特別給付や老人ホームでの介護に使える給付についてご紹介します。

 

■市町村特別給付とは?

市町村特別給付とは、要支援や要介護者に対して、市区町村が独自に定めた保険給付のことを言います。
横出しサービスと呼ばれることもあり、内容は市区町村によって異なります。
一般的には配食サービスや理容サービス、寝具乾燥や紙おむつの支給などが受けられます。
残念ながら老人ホームでの介護費用などは対象外なので注意しましょう。
しかし、介護保険では受けられないようなサービスがほとんどであるため、併せて利用するととても便利です。
介護給付や予防給付との違いは、主に財源です。
介護給付と予防給付は国や都道府県、市区町村が負担していますが、市町村特別給付は第1号被保険者が納めている保険料が財源となっています。

 

■老人ホームでの介護に適用される給付はどれ?

老人ホームでの介護に適用されるのは主に「介護給付」です。
予防給付や市町村特別給付には施設給付がないのです。
一方、介護給付は訪問介護や訪問リハビリテーションなどの幅広い居宅介護サービスの費用を負担してくれます。
他には、痴呆対応型共同生活介護や有料老人ホーム、介護利用型軽費老人ホームや特別養護老人ホームなどの費用も対象です。
しかし、保険給付の対象外となる日常生活費は全額自己負担になるので注意が必要です。
市区町村によっては老人ホームに入っている場合でも市町村特別給付が適用され、自己負担となりがちな紙おむつの支給が受けられることもあります。
住んでいる市区町村に確認してみましょう。

 

今回は、市町村特別給付や老人ホームでの介護に適用される給付についてご紹介してきました。
市町村特別給付は老人ホームでの介護には使えませんが、併せて利用することで負担を減らせる可能性があります。
どの給付も適用範囲を理解しておくことで、負担軽減につなげることができるので、ぜひこの機会にそれぞれの適用範囲について覚えてみてください。

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